人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ドイツでのイチョウ葉エキスEGb761の  薬理研究
イチョウ葉エキスは現在いろいろなものがありますが、ドイツのシュワーベ製薬のイチョウ葉エキス【EGb761】の最近の薬理研究と臨床試験の結果をご紹介します。
  *【EGb761】はドイツDr.W.シュワーベ製薬が開発したイチョウ葉エキスの商標です。

---------------【EGb761の薬理作用】--------------------

■神経保護作用(細胞の統合性/機能性の向上、細胞生存能の上昇)
・フリーラジカル除去作用
・細胞保護作用
・脳エネルギー代謝の改善
・低酸素および虚血による障害に対する保護作用
・アミロイドβ蛋白蓄積の阻害

■老化に伴う神経伝達物質減少の抑制作用
・神経伝達能の促進(アセチルコリン/セロトニン)
■記憶および学習能の改善効果
■ストレスに対する適応能力の促進効果

-------------------------------------------------------

EGb761は「血管性認知症」「アルツハイマー痴呆症」「抹消動脈閉塞症(PAOD、間歇性日跛行)」「耳鳴りなど血液低潅流による感覚器官の機能障害」の臨床効果だけでなく、健常人の「血液粘度」「脳波」「認知能」でも効果を示すことがわかっています。
 様々な薬理作用をもっているEGb761ですが、ドイツやその他の国では、血管性認知症およびアルツハイマー病の治療薬(医薬品)として認可されています。
by 30211955 | 2016-02-23 20:00 | EGb761の最近の薬理研究
<< 米国におけるイチョウ葉エキスの... 神経細胞死に対する防御作用メカニズム >>