米国におけるイチョウ葉エキスの評価  (認知症予防の臨床治験)
・米国の多くの人がイチョウ葉エキスを栄養補助食品として健康のために利用している。

・米国では栄養補助食品市場が成長しているなかで、イチョウ葉エキスはトップの売り上げを示している。

・EGb761の有効性を示す中心的なエビデンス(薬理作用のデータ、老齢健常者のデータ、EPIDOS試験)は、痴呆症・アルツハイマー病に対して予防を示すという点にある。

・米国立老化研究所(NIH/NIA)では、イチョウ製品の有効性および安全性を証明するために大規模な疫学臨床試験に取り組んでいます。

・研究費(1,500万ドル)を無駄にしないために、イチョウ葉エキスの最も高い効果と安全性データが確保されているという点で、EGb761が選択されています。



----------- 臨床試験の目的 ----------------------------------

・イチョウ葉エキスによる痴呆症の予防
 (イチョウ葉エキス投与でアルツハイマー病を予防または治癒できるか)
・イチョウ葉エキスの一日の用量240mgの安全性・副作用
 有効性と安全性の観点から推奨できる一日の用量はどれ程か
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# by 30211955 | 2016-02-23 20:59 | 認知症予防臨床試験(米)
ドイツでのイチョウ葉エキスEGb761の  薬理研究
イチョウ葉エキスは現在いろいろなものがありますが、ドイツのシュワーベ製薬のイチョウ葉エキス【EGb761】の最近の薬理研究と臨床試験の結果をご紹介します。
  *【EGb761】はドイツDr.W.シュワーベ製薬が開発したイチョウ葉エキスの商標です。

---------------【EGb761の薬理作用】--------------------

■神経保護作用(細胞の統合性/機能性の向上、細胞生存能の上昇)
・フリーラジカル除去作用
・細胞保護作用
・脳エネルギー代謝の改善
・低酸素および虚血による障害に対する保護作用
・アミロイドβ蛋白蓄積の阻害

■老化に伴う神経伝達物質減少の抑制作用
・神経伝達能の促進(アセチルコリン/セロトニン)
■記憶および学習能の改善効果
■ストレスに対する適応能力の促進効果

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EGb761は「血管性認知症」「アルツハイマー痴呆症」「抹消動脈閉塞症(PAOD、間歇性日跛行)」「耳鳴りなど血液低潅流による感覚器官の機能障害」の臨床効果だけでなく、健常人の「血液粘度」「脳波」「認知能」でも効果を示すことがわかっています。
 様々な薬理作用をもっているEGb761ですが、ドイツやその他の国では、血管性認知症およびアルツハイマー病の治療薬(医薬品)として認可されています。
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# by 30211955 | 2016-02-23 20:00 | EGb761の最近の薬理研究
神経細胞死に対する防御作用メカニズム
Lue et aLの薬理研究:2002年

1・EGb761のアミロイドβ蛋白凝集作用メカニズム

アルツハイマー病は、不溶性のアミロイドβ蛋白(Aβ)が神経細胞にプラークを形成することによって起きるとされています。Aβの形成は神経細胞の酸化ストレスや老化などと因果関係があり、その毒性によりカスパーゼ系酵素が活性化されて神経細胞のアポトーシス(プログラム細胞死)が引き起こされます。特にAβはアルツハマー病患者の脳神経細胞萎縮の最も重要な原因になっています。
このAβはアミロイド前駆タンパク(APP)より産生されます。可溶性のAβが凝集して、脳の中で不溶性構造体になり、これが不溶性アミロイドβ蛋白です。
下記はEGb761のAβ凝集抑制作用の研究結果(Lue et alの薬理研究:2002年)
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ウエスタンブロット法による蛋白分析では、24時間のインキュベーションによりAβの凝集がわずかに認められ、8日間では明らかな凝集塊が見られています。予めEGb761を添加しておくと、それらの凝集が阻害されているのがわかります。その結果が上の図にまとめられていますが、EGb761はAβmp凝集を明らかに抑制していることが示されています。

2・神経細胞死の抑制作用(カスパーゼ-3阻害作用)
アミロイドβ蛋白(Aβ)よりカスパーゼ系のカスケード(プログラム細胞死)が活性化し、それは最終的にDNAの分解を引き起こします。この活性化をEGb761は直接阻害します。
下図は、培養細胞のEGb761の神経毒性防御作用を示したものです。
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Lue et aLはEGb761の神経細胞保護作用について以下のように結論づけました。
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・神経保護作用がある薬剤である
・血液の流動性を改善し、それによって細胞への酸素および栄養素の供給を亢める
・ミトコンドリアの保護作用をしめす
・神経伝達物質の量を高く維持する
・Aβ凝集を抑制し、また神経細胞死を抑制する(Aβプラーク形成の過程を阻害し、さらにカスパーゼ系酵素を直接阻害する

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以上のような基礎研究によりEGb761はアルツハイマー病などの認知症を引き起こすリスクファクターに拮抗し、その病態形成に到る主要な過程を抑制して認知症を治療できることが明らかにされました。
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# by 30211955 | 2007-11-04 12:31 | 神経細胞死への防御作用
GuidAge試験(フランス、2002年)
EPIDOS評価の良い結果に促されてフランスでは別の臨床試験が行われました。
(2002年)。それはEGb761によるアルツハイマー病の予防について調査するために
特別に企画されたものです

・GuidAgeは多施設共同試験(10ヶ所のの病院と500の開業医院が含まれる)
・2,800人の75歳以上の患者に対して5年間追跡調査が行われます
・初期の目的はアルツハイマー型老年性認知症の発生率に対するEGb761の有用性に
 つての評価です。
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# by 30211955 | 2006-05-03 13:22 | GuideAge試験(仏)